一人旅のすすめ ※女性一人旅の注意点も
若いころの一人旅ほど人生に彩を与えてくれるものはないと思います。短期間でもよいので、カバン一つ一人で旅に出ること・・多少何かを犠牲にしてもぜひやってみていただきたいなぁと思います。
自分自身は大学時代のイギリス・ロンドン留学の時からどっぷり一人旅の魅力にはまりました。
逆に20代前半まで海外は行ったこともなかったので、遅咲きの旅好きかもしれません。
一人旅の魅力と女性一人での一人旅の注意点を紹介します。
一人旅の魅力
①とにかく自由!
友人とおしゃべりをしながら、見たもの聞いたこと食べたものの感想をシェアする、そんな旅行ももちろん好きですが、一人旅はとにかく何をするのもしないのもすべて自分で決めることが出来るため、圧倒的に自由度が高くなります。急な予定変更、同じ観光地を2回訪ねる、一日だらだら何もしない・・友人や家族との旅行では気を使ってできないことも一人なら自由自在です。
②現地の人と話す機会ができる!
もちろんグループ旅行でも可能ですが、一人ふらりと入ったレストランや観光地で現地の方や他の国から来た旅行者さんと話す機会は一人旅の方が圧倒的に多いと思います。おしゃべり好きの店員さんからおまけのデザートをもらったり、警備員さんがこっそり一般人立ち入り禁止のところに登らせてくれる、なんていう特典もついてきます。
③自分と対話する時間が持てる!
都会の喧騒を離れて・・・ではありませんが、一人で海外で行動していると様々なこまごましたトラブルにも見舞われます。それを解決しつつ日本のシステムのすばらしさを実感したり、逆に海外特有のてきとーさに救われたり、普段の生活では見えてこない”比較”の機会がたくさんあるためか、海外では常にいろいろなことを考えることが出来ます。
仕事を始めたあとは仕事との向き合い方であったり、今後どうやって生きていこうかなぁといった普段の生活ではついつい後回しにしてしまう考え事も十分すぎる時間をもって考えることができます。
門外不出の旅ノートにはその時々現地で考えたこと、感じたことをかなりしっかりとメモに残しています。
④安く済む・・
これは必ずしも当てはまらないシチュエーションもありますが、やはり一人旅はホステルや安宿、素泊まりを使ったり、食事も現地スーパーのお惣菜に頼るため、グループ旅行より安上がりに旅が楽しめます。
女性一人旅の注意点
残念ながら、日本ほど治安のよい国はありません。スリやひったくり、強盗や殺人まで日本では全然身近に感じない犯罪も海外では当たり前に隣にあると思って生活しておくのがよいでしょう。これがアジア人女性の一人旅ともなれば、さらにリスクは上がります。自分の身は自分で守る、これが基本であり鉄則になります。あまり参考になるかはわかりませんが、自分が海外で実践していた治安対策です。
①夜は出歩かない
これは本当に絶対実践していただくべき項目です。悪い奴はたいてい夜の闇に乗じてやってきます。それはどこの国も同じです。だったらそういう輩のいる時間に出歩かない、一番簡単な身を守る方法です。色々ガイドブックや友人・知人、現地の方からのおすすめもあるとは思いますが、海外でのNight LifeはEnjoyする必要はないと思います。
②事前に治安の悪い地域を調べておく
これも旅行サイトが充実している現在、そんなに難しいことではありません。日本ではあまり実感がないかもしれませんが、海外では本当に”まじでやばい地域”が存在します。いわゆるその町の人も近づかないような場所、です。そういう地域にはそもそも近づいてはいけません。どのくらいやばい人がいるかわからないですが知る必要もないわけで・・とにかく触らぬ神にたたりなし、近づかないようにしましょう。ちなにみ”そういう場所”に間違って足を踏み入れると、本能的に”何か変だな”と感じると思います。空気が重かったり異常に落書きが多かったり、ごみが無造作に捨てられていたり、ガラス窓が割れていたり、昼間から道で座っている人がいたり、すれ違う人の格好が社会人とかけ離れていたり・・一人旅をする以上、そういう”におい”には敏感になっていなければなりません。そして間違って足を踏み入れてしまったらできるだけ車通りのある明るい道を選んで早々にその地域から出てしまいましょう。どこにいるのかいまいちわからない場合は余裕をもってファストフード店などに入って地図を確認しましょう。道端で立ってきょろきょろしながら地図を確認・・おすすめしません。
③おしゃれしない
せっかくの旅なのに!と思う方もいるかもしれませんが、特にバックパッカーのような一人旅をする場合、おしゃれより大事なのは安全です。もちろん素敵なカフェやレストラン、観光地巡りをするだけの旅行なら存分にオシャレをして出かけるのもよいと思いますが、ホステルなどに滞在するような身軽、安上がりの旅を目指す場合は現地人に溶け込むのが一番安全です。どんなに治安が悪めの国でも当然その国の人はその地域で(とりあえず)安全に生活しているわけですから、現地人に溶け込むような格好で歩き回っていれば犯罪者の目にも留まりづらくなります。自分の場合は背が高めであることもあり、基本的に現地の移民のアジア人男性ぽく見えることを目指して地味な恰好をしていました。海外で何度か道を聞かれることがありましたが、すっかり現地になじんでいることの証拠、変装が功を奏しているなと思っていました。
④不安そうに見せない
完全に道がわからなくなっていたり、取っていたと思った列車の予約がなかったり、泊まろうと思っていたホステルがダブルブッキングで泊まれないことが判明したり、カバン丸ごと列車に忘れたり、旅にトラブルはつきものです(ちなみに全部実体験です・・)。が、そこでうろたえた姿勢を見せるのは危険です。焦ったり不安そうにしていると外からもその雰囲気は伝わるものです。だませそう、連れ込めそうなどと思わせるだけ危険が増してしまいます。よってトラブルに見舞われて内心とてつもなく焦っていても、とりあえず堂々とその場を離れ、ファストフード店やカフェで他の方策を探すのが重要です。道端でワタワタしたり、ましてや泣いたりしてはいけません。
残念ながら全然旅に行かれないご時世になってしまいました。しかし、いつかはコロナ感染が収束し、今までのように自由に海外を行き来できる日がやってくるはずです。国内一人旅ならほとんど感染リスクもなくいかれるかもしれません。実践したことがない方は短期間でも是非一人旅に出掛けてみてください!!
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