日本酒の基 ~唎酒師でなくても日本酒好きなら必携の一冊~

2021年2月25日

 日本酒にはまるとさまざまなことが知りたくなります。そもそもあの酒はどこから来るのか・・・それら日本酒に関わる重要で基本的な情報が一冊にまとまった本、それが「日本酒の基(にほんしゅのもとい)」です。

日本酒の定義から製法、原料、歴史、味の特性など普段の生活では中々立ち止まって考えることがない奥深き日本酒の世界を存分に知ることができます。

カラーで300ページ近いボリュームながら3000円という価格も魅力的です。

これを読んで日本酒に向き合うと更にその奥深さを楽しむことができそうです。もちろんプロのようにはいきませんし、ただただ「旨いなぁ」と楽しむことも重要ですが、少し知識をつけ、自分の酒の好みを知るのもまた一興です。

日本酒を知るメリット

◇自分の好きな酒の傾向を知ることができる→知らない酒でも積極的に試すことができる上、好みの酒に出会える可能性が増す!

→酒は例えば精米歩合(米の削り割合)で大吟醸、吟醸などに分かれますし、酒母造りの工程の違いや火入れの有無、回数で様々な味わいが生み出されます。それらの違いを把握しておくだけで、生酛づくりが好き、山廃が好きなど自分の好みを知ることができます。

◇日本酒好きの人と話が弾む

→やはり好きな物について人は語り合いたくなるものです。少し知識をつけることで日本酒を仕事にしているようなレストラン、居酒屋、酒屋の人ともある程度共通言語でおしゃべりすることができます。じつはこれかなり重要!より耳寄りな情報を頂けたり、新たな視点を得られたり、時には普段お店でふるまっていないようなお酒を出して頂けたり・・様々ないいことが起こります!

◇これ!というレストラン選びに一つ軸ができる

→数多ある珠玉のレストラン・・すべてに行くことができない以上何らかの判断基準でレストランを選ぶ必要があります。そんな時、日本酒が旨い店、日本酒にこだわった店、と一つの軸を持つことで行ってみたいレストランや居酒屋、旅行先がおのずと見えてきます。最近の旅行も酒処として石川や新潟を選んでいます!

日本酒の基、一冊手元に置いておくことで世界が広がることは間違いなしです。是非目を通してみて下さい!