今代司酒造 ~酒蔵見学のすすめ~

 新潟駅から徒歩で行ける酒蔵が今代司(いまよつかさ)酒造です。酒蔵見学も積極的に受け入れており、非常にオープンな蔵!先日その蔵見学に行ってきました。

新潟駅からタクシーで約7分、900円くらいで行くことができます。土地勘がないと徒歩は遠く感じそうと思いました。

今代司酒造について

新潟には約100近い酒蔵があるそうですが、その中でも屈指の一般人にオープンな蔵がこちらでしょう。1767年創業、もともとは酒の卸業などを営んでいたこちらの会社ですが、明治中期から本格的に日本酒の醸造をはじめたそうです。現在酒蔵の目の前は大きな幹線道路となっていますが、ここが元々は川であったそうです。この川を通じて物流が発展、たくさんの酒蔵やみそ蔵が進出したそうです。

酒蔵見学

当日でも空きがあれば簡単に予約を取ることが可能です。今代司酒造のHPから予約ページに飛ぶことができます。(→こちら

個人、グループ見学は1回あたり10人が定員、11人以上は別途予約が必要です。

開始時間と設定回数は平日と休日で異なります。

見学自体はゆっくり回っても30分程度、しかしその後試飲という重大イベントも残るため、概ね1時間~1時間半程度の滞在を見込んで予定を立てるのがよさそうです。

見学できる場所は酒蔵の発酵タンク、圧搾機、火入れ窯、熟成庫(熟成庫だけは倉庫内には入れません!)そして酒造の紹介展示です。

この酒蔵の名物の一つが木の発酵タンクがあること!新潟広しと言え、木桶で発酵させているのは今代司酒造だけ、ということです。巨大な木の桶はやはり現代の金属製タンクより風情があるとともに、実際に酒にもほのかに木の香りが移るため、唯一無二の味わいを生み出すことになります。

ちなみに木桶は今や作れる職人さんがほとんどいないとのこと。しかも丁寧に扱えば200年も使えるそうで・・なんだか時間の流れが大らか過ぎてよくわからんなぁというのが率直な感想でした。

展示物も見応え抜群。流石歴史のある蔵、古い看板や出納台帳、熱燗の自販機などレトロな展示が続きます。

見学の後は待ちに待った試飲です。訪問時は無料で3種類、1000円で15種類の試飲を楽しむことができました。

貴重な錦鯉の大吟醸も楽しめるので・・・間違いなく飲み過ぎるので注意が必要です。

いくつか良かったお酒を紹介しておきます。

①錦鯉 720ml 5000円

かつて商売のため水で薄めた酒は金魚も泳げる、ということで金魚酒と揶揄されていました。しかしそんな時も薄めずにお酒を出荷していたのが今代司酒造。金魚ではない、錦鯉である。酒蔵の心意気が詰まった酒は純米大吟醸。とてもすっきりと飲みやすい逸品でした。

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②IMA牡蠣のための日本酒

牡蠣にあう日本酒。パッケージにも牡蠣をあしらった驚くほどSingle useな日本酒です。少し酸味が強め、一瞬白ワインかと思ってしまうような味わいの酒です。

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